やってきました新木場。
人生で初めて生のチバユウスケ氏を拝める日がやってきました。
散々映像や雑誌で姿を拝んではいたものの、生となると違うでしょう。
死ぬほどチバ氏が好きなのだ!というわけではなく
ミッシェルではアベ氏に気を取られておりましたし(高身長・指足スラリに弱い)
全国○万人のチバ氏に命を捧げる皆様ほどではないにしても
なにやら数日前からそわそわそわそわと緊張してました。珍しい。
ネットで見かけるチバファンの方や、チバ氏大好きな友人の勢いを見ていた結果
「よくわからんがチバ氏はすごいのだ」という認識が出来上がってました(笑)
COASTというハコは、ちょっと特殊なハコです。
横にひらべったく、天井が高く、ちょっと綺麗な感じ。
客席後方にはかなり広い立ち見の中二階的な所やバルコニーっぽい場があり
その上に本来の「二階」と呼ばれる座席付きのゾーンがあります。
なので、客の入り方はちょっと面白いんですね。
見晴らしの良い中二階付近に早い番号の人が行ってしまうので
ちょっと普通のライブハウスよりも前が詰まる速度が遅い。
それがいけなかったんです。
あまりにも薄いから前行っちゃいました。
しかも半分より前の番号だったので、驚くほど前の方。
更に、ドがつくほどの真ん中。
ステージの中央にはマイクスタンドが立ってて、そのドまん前。
チバ氏と三年ぶりに再会するという連れが一目ステージを見て
「バースデーからだね」とおっしゃる。
こ・・・このマイクスタンドの前にチバ氏が・・・?
肉眼で表情を確認しても良いのだろうかと、とりあえずまた緊張。
そして、背の高い男性の量にも緊張。
客層的にはピロウズのファンが一番多かったのではないでしょうか?
あくまでもTシャツの量で見た限りですが。
全体的に年齢層はちょっと高め。
【The Birthday】
なんだかんだ言いながら全く予習をせずに体当たりでの参加でした。
照明落ちた瞬間の押しと「チバぁぁぁぁぁぁあああああああ!」という叫び。
そして入ってきたメンバーを目にした瞬間の盛り上がりっぷりは印象的。
人生で初めて拝んだチバ氏は、なんか物凄いオーラを発する人でした。
絵になる。立ってるだけで絵になるって凄い。
声が体に突き刺さってくる感じ、ツバを吐く姿も絵になる。
黒いジャケットに落ちた汗の雫が照明で光る。なんか凄い。
圧倒されました、ステージに立った存在感に。
そして、それと同時にクハラ氏にも大圧倒され。
ドラムの音圧も凄いし、動きもおっきくて見栄えして。
チバ氏に隠れてクハラ氏が見えない位置だったので残念でした。
ちょっとそれミスったかなーと。
次見る機会がありましたら、ちょいズレてドラム見える位置から。
チバ氏が動くとクハラ氏に釘付けだったのですが
しかし真ん中が問答無用にかっこよすぎて中央ばっか見ておりました。
ゆとり無かったです、驚くほどゆとり無し。
客側の盛り上がりもかなり凄かったです。
あちこちから悲鳴が聞こえたような気がしなくもないです。
泳いでくるチバ氏ファンのお姉さま方の雰囲気も凄い。
曲間には、男女問わずの大絶叫。チバぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!と。
でも、すっごいそれに納得したのでした。
チバ氏があれだけ根強いファンを持ってる意味がちょっとわかった気がします。
大満喫いたしました。
【ストレイテナー】
セットチェンジの時点でスリーピースなのでテナーだと悟る。
悟るや、いなや転換中なのに押し込みが来る。
The Birthday目当ての皆さんが抜けてるのに、どんどん詰め込まれる。
始まる前から苦しいって恐ろしい事ですよね。
さて、SEに乗せてメンバー登場・・・なのですが。
ドラムのナカヤマ氏は周知のとおり大のミッシェルファン。
※解散ライブでの大暴れの様子は本人のブログでわかります(笑)
憧れの人たちとの対バンでどんなテンションになっているのか。
その「ナカヤマ氏のテンションやいかに」というのは個人的見所だったんですが
しょっぱなからぶっ飛んでました、ナカヤマ氏。
椅子・ドラムセットによじ登り、入りのSEに乗せて頭をぶん回す暴れっぷり。
早速髪の毛が火の玉もしくは貞子のような状態に。すげぇー!
こっちもテンションあがり、思わず笑っちゃったところに打ち込まれるドラム連打。
一曲目に気付いた客が大狂乱の中、ホリエ氏の第一声「YES,SIR!!!!!」
なんと、一曲目からイエッサでぶっ飛ばしてまいりました。
アンコールとか、上がりきったタイミングでの演奏のイメージが強い一曲。
それを一曲目で。なんて言うか、物凄い攻めの姿勢が感じられます。
一曲目から大暴れ状態な客席に畳み掛けるように二曲目POSTMODERN。
CDでは普通だったのに、ライブで聞くたび好きになる曲です。ギターかっこいい。
人気の割りにライブでの演奏頻度がマチマチなので、客大喜び。
そして三曲目、ドラムが響いてKILLER TUNE!
もう、開始三曲で死を悟りました。
今日はテナーのセットリストに殺されると。
予感は的中して、その後も全く休めない攻め攻めセットリスト。
イエッサからずーっと攻めっぱなし、勢いが止まらない。
ナカヤマ氏のドラムも走っちゃってもう、すんごいことに。
MOTIONS、個人的に大好きなんですが、なかなかライブで聞けない曲。
ベース気持ち良いし、♪声が♪とか♪足が♪の裏返りそうな声が好き(笑)
機材から音出してスタギタ、そのまま泳ぐ鳥とTITLE冒頭の攻め曲が続き
そして最近アレンジが大きく変わってるディスコへ。
サビの所ちょっと歌ってから入るんですけど、なんかイイです。
客席が跳ねる跳ねる。元気一杯。
ノベンバが小休止に思えました。ほんと凄かった。
最後はメロスト→マジックでシメ。
メロストではCOASTのでっかいミラーボール回ってたんでしょうが
そんな事気にしてられないくらいの大盛り上がり。
照明とか凝ってたはずなんです、照明機材も沢山出てたし。
でも、そんな細部とか見てらんなかったです。
ストロボくらいしか印象に残ってないという・・・
そして、もはや名物と化している(かもしれない)ナカヤマ氏ダイブ。
マジック間奏時のダイブ着地地点付近にいたのですが、すごい良い笑顔でした。
あんなに幸せそうだと、「良かったねナカヤマ氏良かったね」みたいな気分に(笑)
憧れの人との対バン+攻めセットリスト=あの笑顔、なんだなーと思いました。
ちなみにMCは最初の方にホリエ氏が「よかろーもん!」(唐突に)
あと「ストレイテナーです。よろしくお願いします。」
「今日は先輩方と・・・楽屋が一緒です!」客:わー!(拍手)みたいな。
日向氏がノーマイクで「新木場サイコーだよ!」って叫んでました。
全体的に、ナカヤマ氏が走って日向氏も一緒にテンポアップ。
ホリエ氏は割とマイペースにやってたので、ズレを感じる所もあり。
音がズレたりも所々ありましたし、テンション任せのアレンジも多々あり(笑)
それでもなんだか本当に三人とも楽しそうにやってたし、こちらも楽しんだし。
日向氏のいつも以上にアグレッシブなアオリや動き、ナカヤマ氏の毛玉っぷり
ホリエ氏がナカヤマ氏の暴れっぷりや客席の狂乱を見てこぼす笑みなんかを見て
なんか演者が楽しいと客も相乗効果で楽しいんだなーと思いました。
勢い任せで押し切られた演奏、それもたまにはいいもんです。
言うなれば、NHKホールワンマンと対極の楽しませ方だったのではないでしょうか。
演出や聞かせる場面もあって・・・っていうきっちりしたライブもいいですが
勢いでぐわーっと巻き込んで突っ走るのも見せ方なんだなーと。
終わった後「次はピロウズです」と言ったホリエ氏の新木場討ち取ったり的笑顔と
そしてもう一回客席に飛び込んだ後のナカヤマ氏のお辞儀、清清しかったです。
01.YES, SIR
02.POSTMODERN
03.KILLER TUNE
04.MOTIONS
05.PLAY THE STAR GUITAR
06.泳ぐ鳥
07.Discography
08.The Novemberist
09.Melodic Storm
10.MAGIC WORDS
【the pillows】
バースデーの押し、テナーの大狂乱で疲労困憊したので、ひとまず下がることに。
水分を摂取して一呼吸しないと死ぬなーと思ったんですよね。
一休みして中に戻って、PA前付近へ。
暗転した瞬間の歓声、でかかったです。
この世の果てまで、SINNERS、Sleepyと三曲を後から眺めて。
会場全体が楽しい感じになってて、音が気持ち良かったのですが
ずぶぬれで余りにも寒くて一旦外へ避難・・・
プロポーズの途中から中二階的なスペースで見ました。
そこから見てるとステージ全体と客席が見下ろせて。
そして自由に動けるスペースもあって、いい感じ。
さわお氏、結構沢山喋ってました。しかもかなり受けてた(笑)
夢を見たそうです。以下概要。
サポート鈴木氏と一緒に、The Birthdayのライブを見に行った。
ちっちゃいライブハウスで、普段なら絶対ありえないんだけど
しこたま酔っ払って(客:えー・・・?)酔っ払うのはいつもだけど(笑)
酔っ払ってステージに乱入して、ボンゴとかコンガとか叩きまくり。
タンバリンもこうスパーンと鳴らしまくり、客もメンバーもドン退きしてた。
妙にリアルだったのがその場で殴られたりするんじゃなくて後で事務所呼ばれて
チバ氏に「さわおくん、俺マジで怒ってるんだけど?」と言われた。
トイレで起きたんだけど、もうすごいドキドキしてた。
リハの日もドキドキしてて、セットにパーカスなくて安心した・・・という。
そして鈴木氏に「じゅんお前そういう時のためのサポートだろ!どーにかしろよー」
鈴木氏「どうにもできねぇよ!お前がどーにかしろよ!」
あと、ハコについて。
COASTは全体的に無闇とゴージャスなんですが、楽屋もそうで、その話。
見に来たことはあったけど、やるのは初めてで、楽屋にはいってみて驚いた。
ゴージャスなんだけど、なんか安っぽい。
螺旋階段を上がるとハートのベッドがあって、外にジャグジー。
一体何に使うんだろうね?みたいな話してました。
曲間に謎の口笛(ルールルルルルルみたいなやつ)が聞こえた時は
犬笛!?俺ちょっと犬笛聞こえるんだよね、みたいな話してたんですが
それが何度も聞こえて「ご主人様来てんのか?ご主人様!」とか。
しつこかったからイラっとしてたんだと思いますが、チューニングしつつ
「あー、ご主人様ぶっ殺してぇ〜!誰か周りのヤツぶっ殺してくれねぇかな〜」
なんて呟いてうまく笑いとって流してらっしゃいました。さすがベテラン。
「そんなご主人様の曲を」とターミナル。
イントロでワウワウ言ったりしてて、うまいなーと思ってプチ感動しました。
そのままサードアイ、ハイブリと続けてがっつり盛り上がって終了。
前二組が喋らないバンドだったからかもしれませんが
沢山喋って客を笑わせてくれて、曲でも盛り上げて・・・と和やかでした。
アンコールは「ジャグジーに入るとこだったのに」と笑いながら登場。
テナーがトリビュートでカバーしたことのあるランハイを。
ハンドクラップ楽しくて、うきうきと飛び跳ねました。
やー、幸せでしたよ楽しくって!
ちなみにピロウズ演奏中に目のはじっこに携帯光ってるの見えて
誰だよーライブ中に携帯いじってんのは!と思って振り返ったら
それは私服に着替えたホリエ氏だった・・・とかそんなこともありつつ。
客席にいるなら携帯いじらないで下さい、暗がりに浮かび上がって見えました(笑)
01.この世の果てまで
02.ROCK'N'ROLL SINNERS
03.Sleepy Head
04.プロポーズ
05.空中レジスター
06.SCARE CROW
07.バビロン天使の詩
08.ターミナル・ヘヴンズ・ロック
09.サードアイ
10.ハイブリッド レインボウ
en.RUNNERS HIGH
まとめると、ヒリヒリ→ドキドキ→ウキウキみたいなテンションの変遷でした。
食い入るように見たThe Birthday、上がり狂ったストレイテナー
ゆとり持って楽しんだthe pillows・・・どれも良かったんですよね。
終演後も「いやー今日は楽しかった!」という台詞しか出てこずでした。
こういう大満足なイベントって素晴らしいと思います。
くたくたになっても、痣が沢山出来ても、なんかほんと幸せでした。